「電磁波被害を解決する」と騙り依頼者から不当に調査費用を得て準詐欺容疑で探偵会社の経営者が逮捕・起訴された事件で、「考えていることが他人に知られている」と信じ込ませ依頼者の男性から調査費として約75万円を騙し取ったとして、警視庁は詐欺や特定商取引法違反（不実告知）の疑いで、探偵会社社長の男を再逮捕しました。
事件の詳細
依頼者の男性は探偵会社への相談の際に「思考盗聴の被害」が自身の思い込みなのではないかという懸念を伝えていたものの、探偵会社の社長は「思考盗聴は存在する」などと強引に契約させられていたとのことです。
「思考盗聴しているやつがいます」などと嘘を告げて調査費用約75万円を騙し取った詐欺の疑いです。
容疑者の探偵会社社長は「電磁波攻撃の被害を解決する」と謳い相談してきた依頼者が心神耗弱状態で判断能力が不十分であることに乗じて、不当に調査費用を支払わせたとする準詐欺罪で逮捕・起訴されています。
悪徳探偵の事例
再逮捕された今回の探偵会社のような悪徳探偵は依頼者の思い込みなどで実害が発生していないのにも関わらず、不安を煽るようなことを言って強引に契約させたり、調査をしていないのにも関わらず「思考盗聴されているので犯人を特定する」「犯人は複数いるので長期間の監視が必要」などと言って高額な調査費用や延長費用を依頼者に支払わせます。
特に相談時などに「放っておくと大変なことになる」「早く調査しないと手遅れになる」などと不安を煽ったり調査を急がせるような探偵会社にはご注意ください。
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