警視庁は「電磁波被害の解決」を謳い心身衰弱状態の依頼者から不当に調査費用を得たとして東京都渋谷区にある探偵社の経営者を含む元従業員3名を準詐欺罪の疑いで逮捕しました。
事件の詳細
逮捕された探偵社の経営者は「電磁波攻撃の被害を解決する」と謳い、相談にきた男女2名が心神耗弱していること知りながら調査費用として現金計約80万円を不当に支払わせた準詐欺罪の疑いです。
被害に遭った2名は「電磁波攻撃の被害を受けている」「集団ストーカーに狙われている」などと同社に相談していたとのことです。「準詐欺罪」は知識不足の未成年者や心神耗弱している人の判断能力が不十分なことを悪用し金品を得た場合など成立し10年以下の懲役となります。
悪徳探偵の手口とは
今回事件を起こした探偵社のような悪徳探偵は「集団ストーカー被害の解決」「電磁波攻撃被害の解決」「思考盗聴被害の解決」などと宣伝し、依頼者が心身衰弱状態であることを知りながらも高額な調査費用を払わせ、さらには適当な調査で「完全解決するには追加費用が必要」などと追加費用を請求することもあります。
弊社での対応
「電磁波攻撃の被害受けている」といった相談は弊社にもあります。しかしながらお電話などの相談時に詳しくお話をお聞きすることで「実際にはどの様な状況なのか?」「精神状態は?」などを確認し、仮に依頼を受けることで相談者に不利益が発生すると判断した場合は、依頼をお断りします。
また、心身衰弱などの状態である可能性を感じたら専門家の相談窓口などをご紹介しています。
また、探偵はどの様な依頼なら受けられるのか「探偵ってどんな依頼を受けてくれるの?」探偵に聞いた③のブログ記事も御覧ください。